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品評会出品茶の茶摘み、標高600mの茶園へ。
●全国茶品評会「普通煎茶4kgの部」出品茶の手摘み。
●その町内における締めくくりが、5月5日、標高600mの高地で行われ、
●大勢のお茶摘みさんが斜面を彩っていました。
●川根の里でもとくに高地。
●それだけに例年、ここが一番最後の茶摘みとなります。
●今年の新芽は、「揉んでみなければ分からない」と園主は言いつつ
●「芽に勢いがある」
●一芯二葉の葉が、横に開くのではなく、ツンとまっすぐ上に向かっているのが「勢い」の理由。
●茶摘みのタイミングも「ほぼベスト」で、深みとツヤのある新芽が次々と摘まれていきました。
●天候や気温により、茶摘みタイミングが一日、二日違うだけで、香味や色が異なるお茶。
●茶づくりの難しさです。
●一芯二葉を手際よく摘むのも、熟練を要す!
●しかしそこは手練れの皆さん。丁寧かつキビキビと摘まれた新芽がビクを埋めていきます。
●ベテランの人に経験年数を聞くと「もう○十年」。
●その方の年齢と、ほぼ同じ感じ。
●それもそのはず。川根の里に暮らしていれば、新茶期は幼少の頃から茶摘みの手伝い。
●昭和40年代中頃までは、どこの茶園も手摘みが中心ですから、“芸歴○十年”となるのです。
(平成の初め頃まで、この時期、川根の里の小中学校では、茶摘みを手伝うための「お茶休み」がありました)
●前々回、本欄でご紹介した「茶ばさみ」も当時は併用していましたが、
●手摘みへのこだわりが中心となっていたようです。
●やがて一人用の機械摘みが、さらに前回ご紹介した2~3名で行う可搬タイプが昭和50年代より徐々に主流となっていきました。
●しかし「普通煎茶4kgの部」出品茶や、川根茶の中でもとりわけ上級茶は、今でも手摘み。
●しかも急斜面が多い。
●難儀は難儀だけれど、だからこそ「山のお茶」ならではの香味をお届けできる―ー
●お茶摘みさんたちの間でも、笑顔が絶えませんでした。
木漏れ日の中での爽やか昼食は、一見、ピクニック?
お弁当の一言も写真も、川根の里らしい